2011年9月11日日曜日

Galaxyを使ってみて(1)・・・Wi-Fiは使うな!?


実証実験開始!

2週間前にNTTドコモのスマートフォンを買った。ハードウェアは韓国サムスン製のGalaxy SⅡ、OSはグーグルのAndroid 2.3.3である。

これ一つで、携帯電話、カメラ、携帯音楽プレーヤ、スケジュールを記入した手帳、ポケット版の地図などとして使えるので、外出するときにこれらを別々に携帯する必要がなくなる。

また、国内や海外を旅行するとき、いつもノートPCを携えているが、スマートフォンがあれば、現地でウェブ情報を調べたり、メールをチェックしたりできるので、重くかさばるノートPCを持ち歩く必要もなさそうだ。

本当にそうだろうか? 実際に使ってみなければ分からないので、使ってみることにした。さあ、実証実験のスタートだ。

まだ使い出して日も浅いが、使ってみて感じたことを今後随時記すことにする。ハード、ソフト、通信事業者の組み合わせがごく限定されたものなので、スマートフォン全般についてどこまで当てはまるかは分からない。

ホームページを空白にできない!

まず、ブラウザを起動してみる。すると「ドコモマーケット」(NTTドコモが運営するアプリケーション・ソフトの販売サイト)のトップページが表示される。ドコモはここでどんどんソフトを買って毎日大量に通信してもらいたいのだろうが、こんなサイトはめったに使わないので、ホームページ(ブラウザ起動時に表示されるページ)は空白にしたい。小生はパソコンでも空白にしている。

ところがこれができない。ホームページのURLを空白にしようとしても、 “http://”だけは残ってしまい、ブラウザを起動するたびにインターネットに捜しに出かけ、「ページが見つかりませんでした」と表示される。グーグル、サムスン、NTTドコモのどこがどう関与しているのか分からないが、とにかくこうなっていてどうすることもできない。

実にバカバカしいが、毎回重たいドコモマーケットのトップページをダウンロードするよりまだましなので、こうしておくことにした。

一見親切なようで、放っておくと通信料が増え、通信事業者にカネが入る仕組みになっている。なるほど、通信事業者がスマートフォンを販売するとこうなるのか、と納得。これは今後も用心する必要がありそうだ!

Wi-Fiを使うと通信料は?

小生の自宅にはWi-Fi(無線LAN)の設備があり、ノートPC、ゲーム機などをつないで使っている。このWi-Fiは光ファイバ経由でインターネットにつながっているので、スマートフォンもWi-Fiにつなげばドコモの通信料はかからないはずだ。

自宅や勤務先にWi-Fiの設備がある人は多いはずだ。そして、スマートフォンは携帯端末だといっても、自宅か勤務先で使うことが多い人もかなりいるだろう。こういう人々にとっては、できるだけWi-Fiを使えば通信料を節減できる。

ところがドコモの資料のどこを見ても、Wi-Fi経由でインターネットに接続した場合の通信料がどうなるのか書いてない。同様の疑問を持った人もいるようで、インターネットのフォーラムにも本件についての質問が掲載されている。

よく考えてみれば自明なことかも知れないが、携帯電話回線とWi-Fiとの使い分けは利用者にとって重要な問題なので、利用者の立場に立った説明が欲しい。Wi-Fiと通信料の関係について触れないのは、できるだけWi-Fiを使って欲しくないためだろうとかんぐりたくなる。

Wi-Fiの設定は?

小生はバッファローの無線LANルーターを使っているので、これとWi-Fiで通信できるようにするにはAOSSというセキュリティ・システムの子機側のソフトをスマートフォンにインストールする必要がある。

さて、このソフトはどこで入手できるんだろう? ドコモマーケットを捜したがない。サムスンのサイトにもない。結局グーグルが運営するAndoroidマーケットで入手してインストールした。

他社製品にはノータッチが原則だといっても、AOSSはソニーや任天堂なども使っていて、ユーザーは多いはずだ。もう少し利用者の立場を考慮したサポート体制が欲しいものだ。

現状では、ある程度システム構築の経験がある人しかWi-Fiの設定ができないのではなかろうか? やはり、ドコモはあまりWi-Fiを使って欲しくないのだろうか?

そして、スマートフォンだけあれば何でもできるはずだといっても、複雑な技術情報を検索したり、それを印刷して読んだりするには、やはりパソコンがないと困ることが分かった。

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