2011年9月18日日曜日

Galaxyを使ってみて(5) ・・・電子書籍の専用端末は不要!?


スマートフォンで電子書籍を読んでみる

電子書籍専用の端末も存在するが、スマートフォンでも電子書籍をが読むことができる。もし、スマートフォンで十分快適に読めるなら、何も余計なカネを払って両方買うことはないし、両方持ち歩くこともない。

そこで、Galaxy3種類の電子書籍を読んでみた。まず、「青空文庫」の日本語の縦書きの本を「青空文庫ビューア」というソフトで読んでみた。そして、FeedbooksEPUBフォーマットの英語の本をAldikoという電子書籍リーダーのソフトで読んだ。また、Amazonの電子書籍端末であるKindle用の本を “Amazon Kindle”というソフトで読んでみた。

どれも文字は非常に鮮明で読みやすい。文字サイズを自由に変えられ、文字サイズに応じて1行の文字数が自動的に調整される。禁則処理もちゃんと処理されているようで違和感がない。日本語のルビの表示も問題ない。読みさしの本の続きを読むためのしおり機能も用意されている。ページめくりの操作性も紙同様、いや紙以上だ。

電子書籍専用端末には電子ペーパーを使っているものが多く、屋外の明るいところでは液晶などより見やすいという。しかし、Galaxyの有機ELは相当明るいところでも鮮明だ。もちろん直射日光の下では見にくいが、直射日光の下で本を読みたい人はいないだろう。

このように、電子書籍リーダーの基本機能については現在のスマートフォンで十分であることが分かった。

電子書籍の付加機能は十分か?

では、電子書籍リーダーの付加機能についてはどうだろうか? 電子書籍の専用端末には、アンダーラインやメモを記入する機能、辞書との連動など、さまざまな機能が用意されているようだ。また、電子書籍の販売サイトとの連携や蔵書の管理機能も重要だ。

小生は、リーダーのソフトを詳しく調べたわけでないので、現在スマートフォン用のリーダーでどこまでできるのか分からないが、いずれにしてもこれらはソフト次第で何とでもなる話だ。重要なのは上記の基本機能である。これが十分だということが分かれば、ここに記したような付加機能を備えたリーダーのソフトがどんどん出現するだろう。

今後はどうなる?

電子書籍を読む装置としては、汎用のスマートフォン、タブレットPC、パソコンがあれば十分で、専用の端末は要らないというのが、今回小生が得た結論だ。確かに「マンガ」はスマートフォンでは読みにくいことが分かったが、これは画面サイズの問題で、専用端末で解決できる話ではない。

9月15日にシャープは電子書籍用端末の「GALAPAGOS」の自社販売を終了すると発表した。今後は電子書籍専用端末から撤退する企業が続くのではなかろうか?

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