2012年7月6日金曜日

NTTドコモがやっとWi-Fiに本腰に!



2012年612日の日本経済新聞によると、NTTドコモが公衆無線LANの基地局を2012年度内に10万局に増やすという。

公衆無線LANの基地局は、20122月には、ソフトバンクが約20万か所、KDDIが約7万か所だったのに対して、NTTドコモは8,100か所で、ソフトバンクの20分の1以下だった (1)。公衆無線LANが十分に利用できないことは、通信回線の混雑緩和の点からも、通信費を軽減し、サービスの高速化を図る点からも、大問題だと指摘してきた (1)(2)NTTドコモは、その後4月に計画を見直し、2012年度末までに6万局に増やすとしていたが、それを今回10万局に引き上げたのだ。

NTTドコモが従来公衆無線LANにあまり積極的でなかったのは、同社の「Wi-Fiはあくまで補完的なサービスという位置づけ」という事業方針からだ (1)。今回の方針変更は、自らその非を認めたのだろう。通信事業者の使命は、あらゆる通信技術を動員して、利用者に最善のサービスを提供することにある。携帯電話回線の提供が本業だから、あくまでそれの強化に注力するというのでは、あまりにも視野が狭かった。

今回NTTドコモは、基地局数に関してはまともな方向に動き出したようだが、公衆/非公衆を問わず、現在のスマートフォンのWi-Fiの扱いについては、前にも指摘したように問題が極めて多い (2)。スマートフォンで、携帯電話回線と同様にWi-Fiが使える日が早く来ることを祈っている。

(1) 「3GとWi-Fi、いずれが主役?」、酒井 寿紀、オーム社、OHM20124月号
(2) 「自分で自分の首を絞める通信事業者」、酒井 寿紀、オーム社、OHM201112月号

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